花火は降り注ぐ雨

 268 total views

 268 total views 子供の頃、打ち上げ花火が嫌いだった。火薬が弾けて空を揺らす大きな音が、拳銃の発砲音に似ていて怖かったのだ。連続して打ち上がる花火の音から、銃撃戦を…

告白

 593 total views

 593 total views 今、このつらくも幸せである日々の中まどろみながらも 自由を探した。 今、この苦しくも生きてしまう日々の中私の心臓が いつ諦めようかと 考えている。…

例えば、そう。

 476 total views

 476 total views 例えば、そう。 僕の生きてきた人生が 幸せだった日が 苦しんだ日が 出会えた君が 別れた貴方が 僕のこの心が、ドクンと動いた その全てのことが こ…

夜が明ける

 1,408 total views

 1,408 total views 惑星、空、浮かぶように、中性。ホワイトボードの、もう消えない足跡。 鍵を開けるパスワードは、とっくの昔に忘れてしまった。 私を操るコントローラ…

私は言葉が嫌いだ

 714 total views

 714 total views 言葉は多い方が良いか。言葉は少ない方が良いか。 言葉は何よりも鋭(するど)く、心を抉(えぐ)る。自分を守るために、縫い合わせ、纏(まと)った言葉達…

フィクションの君へ

 705 total views

 705 total views 君が目の前にいてよかった姿がそこにあるだけでいいんだ。 君がこの世に居てよかった君のことが大好きだから。 君が本物でよかった君は世界でただひとりだ…

人間でありたいなどと

 771 total views

 771 total views 洗濯機が死んでしまった。大見得を切って、20年は使うと意気込んで買った洗濯機だったが、たった五年で、あっけなく、うんともすんとも言わなくなってしま…

ひらけども ひらけども

 1,170 total views

 1,170 total views 「どうも、早かったですね。ああ、話は聞いていますよ。こちらへどうぞ。どちらか扉を選んでください。どちらを選ぶかはあなた次第です。」 「大丈夫。…

嵐の日のこと

 400 total views

 400 total views 私は、たった一人で祖父の家に住んでいた。もう長いこと、ひとりだった。友達とかろうじて呼べるものは、祖父が私に遺してくれたあちこちに渦高く積まれたた…

愛の詩

 450 total views

 450 total views 黒い月が昇った。地上へと落下する。音楽をかけないカナル式イヤフォンと一緒に。 どくん、どくんと身体を這い踊る熱。生きていることが、気持ち悪い。 ギ…