どこかで聞いた詩

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 345 total views ◆ 悠々と 幽々と伸びる己の背から 伸びる影には遠い記憶の 何百もの蝉の幻聴がとりついたように離れない 重ねた手も そのままずっとぬくもりに溺れて…

告白

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 122 total views 今、このつらくも幸せである日々の中まどろみながらも 自由を探した。 今、この苦しくも生きてしまう日々の中私の心臓が いつ諦めようかと 考えている。…

夏の詩

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 207 total views どうやら、夏は終わったようだ。乱立するビルが空を突き刺している。どっかの誰かが起きているせいで、もう何回徹夜したのかわからない。夏の太陽は正しく燃…

エンドロールが流れる前に

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 214 total views 貴方に問いかける。私に問いかける。 ただ漠然として言葉にならず声に出すことすらためらわれ 受け入れられなかった時を夢に見る。 心だけはここにあるの…

水を得たさかな

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 162 total views UFOに さらわれたいと 夢を見て手作りの 世界の中は 心地よい手放した 遊園地の 風船の行方夕凪の 溶け合う風に 流されてカラオケの 履歴をみて…

愛があるから生きていける

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 161 total views 遺書。 これを君が読んでいる頃、私は死んでいるだろう。 死んでいるだろうか? なあ、これを読んでいる君が決めてくれないか?私は 死んでいるだろうか…

愛の詩

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 197 total views 黒い月が昇った。地上へと落下する。音楽をかけないカナル式イヤフォンと一緒に。 どくん、どくんと身体を這い踊る熱。生きていることが、気持ち悪い。 ギ…

嵐の日のこと

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 160 total views 私は、たった一人で祖父の家に住んでいた。もう長いこと、ひとりだった。友達とかろうじて呼べるものは、祖父が私に遺してくれたあちこちに渦高く積まれたた…

ひらけども ひらけども

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 630 total views 「どうも、早かったですね。ああ、話は聞いていますよ。こちらへどうぞ。どちらか扉を選んでください。どちらを選ぶかはあなた次第です。」 「大丈夫。どち…

人間でありたいなどと

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 258 total views 洗濯機が死んでしまった。大見得を切って、20年は使うと意気込んで買った洗濯機だったが、たった五年で、あっけなく、うんともすんとも言わなくなってしま…