戻れない日々

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戻れない日々を思い出したら
自分はいっそう何もない気がして

とりあえずつくった自分が
とりあえず感じたままに
笑っている 泣いている
可笑しくもない
哀しくもない

何だか心が 減っている。

あの時言った大好きが
あの時言った大嫌いが

どこかで落とした気持ちは、
一体どこで落としたんだろうか。

思い出そうとして
おそらく無駄に過ごしたような
時間に笑われて
その顔を思い出せない。

なぜこんなにも満たされたいのに、
余裕のない心は受け入れられない。

ほらきっと、あの人の笑顔も忘れていただろう。
ほらやっぱり、あの約束も。

とりあえずつくった自分で
あの時に感じた気持ちのままに
戻ろう。戻ればわかる。
タイムマシンがなくても私たちは
都合よく思い出すことが出来るんだから。

大好きだよと囁いてみた。
大嫌いとは言えなかった。

あたたかい夢を見たかった。
優しい夢を見ていたかった。

今が夢であって欲しかった。

無表情 無感情で
愛されても愛しても、
思い通りだと満足いかない毎日で。

散歩をした。
大木を見つけた。
それが地面に根を張ってる
その足の逞しさに
人の死骸かとおもい慄いた。

傷つく度に剥がれ落ちても
本当の自分はどこにも居ない。
分かってくれる自分は居ない。

戻れない日々を思い出したら
実はそこには情けない自分がいて
それでも、つまらなそうに生きていた。

とりあえずつくった自分が
とりあえず感じたままに
笑っている 泣いている